Nomad Bench

DO52Pro 製作記 3: Pro Micro とホットスワップソケットを付ける

2026-10-06 ・ DO52Pro 製作記

製作の進み具合■■■□□□□□3 / 8

ダイオードを付けたあとは、Pro Micro(マイコン)と、ホットスワップソケットです。ソケットを付けておくと、スイッチを、はんだ付けなしで、差し替えられます。この記事は、その2つの記録です。

作業の順番について: 記事は、部品ごとにまとめたので、実際の作業の順番と、前後しています。実際は、Pro Micro を付けたあと、製作記4のファームウェアの書き込みと、パッドをピンセットでつなぐ入力の確認をして、そのあとで、ソケットを付けました。

作業は自己責任でお願いします。基板のバージョンによって、位置や向きが違う可能性があります。

Pro Micro を付ける

ピンヘッダ

Pro Micro は、ピンヘッダ(12ピン×2本)を使って、基板に付けます。

横から見た、ピンヘッダと Pro Micro と基板の重なり。ヘッダの長い足が、基板の下に出ている
横から見たところ。ヘッダの長い足が、基板の下に出る。黒い樹脂部が、Pro Micro と基板の間に入る。

私は、ソケット式にはせず、ピンヘッダを、そのまま半田付けしました。

左右で、向きが違う

左右の基板は、同じ設計なので、右半分は、Pro Micro を、裏返して付けます。

Pro Micro の向き
左半分 チップの面が、上
右半分 裏返し(チップの面が、基板側)
左半分の基板に付けた Pro Micro。チップのある面が上で、USB-C が上端にある
左半分。チップの面が上。USB-C は、基板の上の端から出る。
右半分の基板に付けた Pro Micro。裏返しで、紫の裏面が上になっている
右半分。Pro Micro は、裏返し。紫の裏面が、上に見える。

Pro Micro が載ると、ただの板が、急に、電子機器の顔つきになります。

半田付けの順番

  1. 対角の2ピンだけを、先に半田付けして、仮止めします。
  2. Pro Micro が、基板と平行か、USB-C が、基板の端に合っているかを、確認します。
  3. 問題なければ、残りの全ピンを、半田付けします(Pro Micro 側、基板側)。
  4. 余った長い足を、半田の根元の近くで、切ります。長いままだと、ケースの底板や、スペーサーに当たります。
  5. USB をつなぐ前に、テスターで、VCC と GND の間を測って、ショートしていないことを確認します(詳しくは、製作記4)。

半田がくすんで、粗くなったピンは、フラックスを足して、こてで溶かし直すと、光沢が出ます。

ホットスワップソケットを付ける

どの面に付けるか

ホットスワップソケットは、部品を載せた面の、反対側に付けます。ダイオードや、Pro Micro のある面から、スイッチを差す形です。ソケットを付けるのは、ヘッダの足を半田付けした面です。

まず、1個だけ

いきなり全部は付けず、まず1個だけ、ソケットを付けて、スイッチを差してみました。面と向きが合っているかの、確認です。

基板の裏面に、ホットスワップソケットを1個だけ半田付けした状態
1個だけ、付けてみた。
部品面から、スイッチを差した状態。隣に、裏返しの Pro Micro がある
部品面から、スイッチを差して、押せることを確認した。

スイッチを差して、押せたときは、ようやく「キーボードの部品」になってきた、と感じました。

1個目で失敗すれば、ほかの55個を、無駄にしません。

付けかた

  1. 片方のパッドに、予備の半田を、少量のせます。
  2. ソケットを、ピンセットで押さえて、予備の半田を溶かして、仮固定します。
  3. もう一方のパッドを、半田付けします。

熱は、1つのパッドに、数秒までにします。長く当てると、ソケットの樹脂が、変形します。ソケットは、手持ちが60個で、必要なのが56個なので、予備は4個しかありません。慎重に進めました。

10個ずつ、確認する

一度に全部は付けず、10個前後ずつ付けては、スイッチを差して、キーテスターで反応を確かめました。反応しなければ、そのソケットの半田を、見直します。

ソケットを10個、半田付けした基板の裏面
10個目まで。裏面。
10個のソケットに、スイッチを差した、基板の表面
10個のスイッチを差して、押下を確認。

28個、完成

ソケット28個を、すべて半田付けした、基板の裏面
28個、すべて付けた裏面(右半分)。
28個のスイッチを、すべて差した、基板の表面
28個のスイッチを差した表面。

28個のスイッチが、ずらっと並んだ姿は、もう、キーボードにしか見えません(キーキャップは、まだ付いていませんが)。

右から2列目の、一番下のスイッチが、少し傾いて見えます。基板の外形の曲線に合わせて、穴の位置が、回転しているためで、ソケットとスイッチは、平らに収まっていました。

左半分も、同じ要領で、28個を付けました。

後始末

フラックスの汚れは、IPA(イソプロピルアルコール)を含ませた歯ブラシで、洗い落としました。

つまずいたこと、気をつけたこと

次の記事

次は、ファームウェアを書き込んで、この基板を、キーボードとして動かします。

DO52Pro分割キーボード自作キーボードはんだ付けホットスワップ